1. home_filled WECARS(ウィーカーズ)トップ
  2. chevron_right 格安車検ならWE!車検
  3. chevron_right 車検コラム
  4. chevron_right 基礎知識
  5. chevron_right 車検シール(ステッカー)でわかること。正しい貼り方や再発行のやり方も解説
基礎知識
2022/05/13

車検シール(ステッカー)でわかること。
正しい貼り方や再発行のやり方も解説

車検シール(ステッカー)でわかること。正しい貼り方や再発行のやり方も解説

車検が終わるともらえる車検シール(ステッカー)ですが、車に貼ってはいるものの、その役割や取り扱い方法については、よく知らないという方も少なくないでしょう。

車検シールの取り扱い方法は、「道路運送車両法」という法律で明確に定められており、違反すると罰則の恐れもあるため注意が必要です。

そこで今回は、車検シールの見方とわかること、正しい貼り方や注意点、車検シールを貼らない場合の罰則、なくした時や剥がす時の対応方法について解説します。

1.車検シールとは?

車検シールとは?

車検シールは、車検ステッカーとも呼ばれますが、なぜすべての車に貼られているのか疑問に思ったことはありませんか?

車検シールとは、車が車検に通り、保安基準に適合していることを示すためのものです。正式名称は「検査標章」といい、車検証(自動車検査証)と共に運輸支局から交付されます。

車検シールの見方とわかること

車検シールの見方とわかること

車検シールを見ると、車検の有効期間満了の時期がひと目でわかるようになっています。

車の外側から見える「おもて面」には、車検満了年月が印字されており、普通自動車・軽自動車のそれぞれで次のような表記となっています。

車検満了年 車検満了月
普通自動車用 四隅のいずれかに印字 中央に印字
軽自動車用 楕円の中に印字 下部に印字

例えば、上の画像の車検シールの場合は、「令和6年8月」が車検の有効期限満了年月ということが分かります。

おもて面は、遠くから見ても車検が残っているかを確認できるようになっており、警察官などが外から判断する際などに用いられます。

車内から見える「うら面」には、「自動車検査証の有効期間の満了する日」が印字されています。ドライバーが車検満了の年月日を確認するためのもので、おもて面には年月のみの表示ですが、うら面では日にちまで分かるようになっています。

車内から見える「うら面」には、「自動車検査証の有効期間の満了する日」が印字されています。

車検シールの種類

車検シールの種類

車検シール(ステッカー)の種類は、普通自動車用と軽自動車用の2種類あります。

車検シールの色 車検シールの大きさ
普通自動車用 水色 4cm×4cm
軽自動車用 黄色 3cm×3cm(外枠1cm)

それぞれ、シールの色と大きさ、有効期間満了日の表記の仕方によって、ひと目で区別できるようになっています。

2.車検シールはどこから、いつ届く?

車検シールは、車検完了後に車検証と一緒にもらえます。ただし、車検シール・車検証共に運輸支局から交付されるため、車検を受ける業者によって受け取り方が異なります。

「認証工場」で車検を受ける場合、車検の整備完了後に、陸運支局へ車両を持ち込んで車検を受けるため、車検証と車検シールは即日発行されます。そのため、車の引き渡しと一緒に車検シールも受け取る形になります。ただし、土日祝日や年末年始は陸運支局の窓口が休みのため、平日以降となります。

「民間車検工場(指定整備工場)」は、車検に合格した証明として「保安基準適合証」を発行できます。一般的には、民間車検場やディーラー車検の担当者がフロントガラスに貼付してくれるため、保安基準適合標章が付いた状態で車の引き渡しになります。

この保安基準適合証があれば、その日から15日間公道を走ることが可能です。数日~1週間ほどの間に、車検証と車検シールが郵送されてくるため、張り替える流れになります。

つまり、認証工場は平日であれば即日交付、民間車検工場を利用した場合は、車検証が発行されるまでの間、仮の「保安基準適合標章」を貼って運転することになります。

車検シールが届かないときには

万が一、10日以上経過しても車検シールが届かない場合は、依頼先が郵送を忘れている可能性が高いため、車検を依頼した先に連絡するとよいでしょう。

また、何かの手違いで車検を依頼した業者から、運輸支局へ書類が提出されていない可能性も考えられるため、早めに確認しておくことをおすすめします。

3.車検シールの貼り方

車検シールが手元に届いたら、下記の正しい貼り方の手順と注意点に気をつけて貼りましょう。

正しい貼り方

正しい貼り方

車検シールは台紙の右側に外から見える面のシールが、左側に車の内側にくる面のシールが配置されています。この2枚のシールを1枚に貼り合わせます。

車検シールの貼り方は、シールの台紙にも案内が記載されています。シールを貼るガラス面が汚れていると、シールが剥がれやすくなるため、汚れを落とした状態で貼るようにしましょう。

貼る位置と注意点

車検シールは一度剥がすと貼り直しができないため、まずは貼る位置について下記の項目を確認しましょう。

運転者席側上部で、⾞両中⼼から可能な限り遠い位置に貼る

ドライブレコーダーを付けている場合は、車検シールがカメラの視界を遮らないようにする

フロントガラスの上部に、グラデーションなどの着色やドットのような模様がある場合は、外から確認できる位置まで下にずらして貼る

運転支援システム、自動ブレーキシステムなどが搭載されている車は、カメラやセンサーなどが装着されている部分には貼らないようにする

車検シールを貼る際には、車の外側・前方から見て目視できるか確認しましょう。車の形やデザインによって判断しにくい場合は、車を購入した販売店やディーラーに確認してみると良いでしょう。

4.車検シールを貼らないと罰則がある

車検シールを貼ることは法律で定められているため、貼らないと罰則があります。道路運送車両法の第六十六条、第百九条で次のように定められています。

<道路運送車両法> 
第六十六条 自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。

第百九条 次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。
九 第六十六条第一項(第七十一条の二第四項において読み替えて適用する場合を含む。)の規定に違反して、自動車検査証若しくは限定自動車検査証を備え付けず、又は検査標章を表示しないで自動車を運行の用に供した者

引用元:道路運送車両法 | e-Gov法令検索

つまり、車検証(自動車検査証)を携帯し、車検シール(検査標章)を貼っていないと、50万円以下の罰金ということになります。

車検切れの罰則についての詳しい内容は、こちらも参考にしてみてください。
play_arrow 車検切れで知らずに運転した際の罰則は?免停期間や切れてしまった時の対処法も解説

5.車検シールをなくしたら再発行できる

車に貼っていないと罰金が科せられてしまう車検シールですが、万が一なくしてしまった場合や、シールの破損、貼り直しなどの際には、再発行が必要です。

車検シールは、必要書類などをそろえることで再発行できます。ここでは、再発行に必要な書類ややり方を確認していきましょう。

再発行に必要な書類と手数料

再発行に必要な書類と手数料は以下の通りです。

普通自動車の場合

・自動車検査証の原本(コピー不可)
・車検シールが破損などで提出できる場合は提出
・車検シール紛失届
・検査標章再交付申請書(OCR申請書第3号様式)
・本人以外が申請に行く場合は委任状(使用者の記名押印、もしくは署名)
・車の使用者の印鑑(認印)
・申請手数料(自動車検査登録印紙)1件につき 300円

出典:自動車:OCR申請書各種様式について - 国土交通省、車検証の再発行について

軽自動車の場合

・自動車検査証の原本(コピー不可)
・検査標章再交付申請書(OCR申請書軽第3号様式)
・車の使用者の印鑑(認印)
・再交付の申請手数料 1件につき 300円

出典:OCR等申請様式 | 軽自動車検査協会 本部

必要書類は、普通車と軽自動車で異なります。検査標章再交付申請書、紛失届、自動車検査登録印紙などの用紙は、陸運局や軽自動車検査協会で用意されています。

再発行のやり方

再発行のやり方(手順)は、次の4ステップです。

1.最寄りの陸運局や、軽自動車の場合は軽自動車検査協会へ行く
2.再交付申請書、紛失届を受け取る
3.申請手数料を支払い、自動車検査登録印紙を受け取る
4.書類を提出し、再発行してもらう

車検シールの再発行は、申請が受理されれば、その場で新しいシールを受け取ることができます。

再発行のために陸運局や軽自動車検査協会へ行く際には、車検シールを失くしている状態ですので、その車を運転していくことはできません。タクシー、バスなどの公共交通機関を利用するようにしましょう。

6.車検シールのきれいな剥がし方

新しい車検シールを貼る際には、古いシールを剥がす必要があります。車検シールの粘着力は強く、綺麗に剥がすためには、次のような方法がおすすめです。

1.中性洗剤やシール剥がし液を塗る
2.ラップを貼り付け、10分ほどおく
3.シールがふやけたら、スクレーパー・ヘラなどで丁寧にシールを剥がす
4.アルコールなどで剥がした跡を拭き取る

作業の際には、フロントガラスの熱線やアンテナ線を傷つけないように注意しましょう。

7.車検シール以外に貼るものは4つ

車検シール以外にも、車のフロントガラスやボディ部分にはシール(ステッカー)が貼られていることがありますよね。それぞれ、何のために貼られていて、貼らないと罰則があるかについて説明していきます。

定期点検標証(ダイヤルステッカー)

定期点検標証は、車の12カ月、24カ月の法定点検が完了したことを表すステッカーです。見た目が丸いダイヤルのようになっているため、ダイヤルステッカーとも呼ばれます。

フロントガラス右上(運転席から見て左上)に貼られており、運輸局の認証を受けた「認証工場」でのみ発行されるシールです。裏面に、「次回の点検時期」「前回点検を受けた年月日」「整備工場の名称」「認証番号」が記載されています。

貼付しなくても違反や取り締まりの対象にはなりませんが、法定点検自体は義務ですので、忘れないように貼っておいた方が安心でしょう。

保管場所標証

保管場所標証とは、保管場所標章は車庫証明の申請が受理された後に、警察署から交付されるシールです。車の保管場所を証明するためのもので、道路への無断駐車などを防ぐ目的で使用されています。

車庫法の「第六条の二(保管場所標章)」には、「保管場所標章の交付を受けた者は、国家公安委員会規則で定めるところにより、当該自動車に保管場所標章を表示しなければならない」とあり、保管場所標章が車に貼る義務があることを示しています。

車庫法では罰則は特に定められていないため、貼らなくても罰則点数や罰金を科せられることはないですが、警察官から注意を受ける可能性はあるので、貼っておいた方が良いかもしれません。

低排出ガス車

低排出ガス車の認定ステッカーは、国土交通省による低排出ガス車認定制度の認定を受けた車に貼られるステッカーです。基本的には車の販売店によって、車両後方のリアウィンドウに貼られています。

低排出ガス車認定ステッカーを貼っていることで、自動車税や自動車取得税の軽減対象となりますが、貼り付けの義務は特にありません。

出典:低排出ガス車認定実施要領 - 国土交通省

8.まとめ

ここまで、車検シールの見方や正しい貼り方、車検シールを貼らない場合の罰則、なくした時や剥がす時の対応方法などについて解説してきました。

車検シールは、外側・内側の両方から車検が残っているかを確認できるようになっており、貼付することで、外から次回の車検の時期を忘れないようにできます。
車検シールを貼ることは法律で義務付けられており、貼らないと50万円以下の罰金が科せられることもあるため、フロントガラスの正しい位置に貼付するようにしましょう。

車検の満了日が近づいたら、継続検査(車検)を受けて新しい車検シールを入手する必要があります。車検を受ける際には、設備やサービスの整ったお店に依頼するのがおすすめです。

WECARSでは、多様な車種での経験が豊富な整備士が、プロの技術力で対応しています。全国約240ヶ所に店舗を構えており、ご予約やお見積もりはフォームから簡単に行えますので、下記よりお気軽にお問い合わせください。

WECARSで無料見積り
安心WE!車検は 36,750円~
WECARSで無料見積り
車検のお見積もり 車検のご予約
ページの先頭へ