1.車検にかかる時間や日数はどれくらい?
まずは、車検にかかる平均的な時間や日数について見ていきましょう。
車検の費用について知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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「車検にかかる費用の相場はいくら? 内訳や安く済ませる方法も解説」
平均的な時間・日数
車検にかかる時間や日数は、最短で2~3時間、平均すると半日から1日ほどかかるのが一般的です。午前中に車検の業者に車を預けて、夕方もしくは翌日以降に受け取りに行くイメージです。
車種や車の状態でも異なる
平均的な時間の目安は半日から1日くらいですが、車種や車の状態によってかかる時間は変わってきます。
例えば、新車で初めての車検の場合や、走行距離が3万㎞以下などの場合は、少ない整備で早く終わることもあります。
一方、大型の車種や古い年式の車・走行距離が長い車の場合は、部品(パーツ)の交換箇所が多いため整備に時間がかかり、平均的な時間・日数よりも車検に要する時間が長くなります。
特に、部品の取り寄せなどが発生すると数日かかることもあります。
車検の依頼先でも異なる
車検をどこに依頼するかによっても所要時間は変わります。車検を受けられる主な業者として、ディーラー車検、大手中古車販売店、車検専門店、ガソリンスタンド、運輸局(ユーザー車検)のそれぞれの所要時間目安をご紹介します。
● ディーラー車検の場合
ディーラーで車を購入した場合、「その後の車検も任せるのが楽で安心」という方もいらっしゃるでしょう。ディーラー車検は、正規店ならではの合格基準の高い点検・整備を行うため、平均日数は2~3日くらいが目安です。
交換部品も純正のものを取り寄せるなど、高品質である一方、他の業者よりも時間がかかる傾向があります。
● 大手中古車販売店の場合
大手中古車販売店の車検にかかる時間・日数は、通常は2~3日ほどです。
見積もりから点検・整備までを一貫して行うことで、確実ながら短い時間での車検が可能になっています。これは、実務経験の豊富な整備士が多数在籍する、大手中古車販売店ならではの利点といえるでしょう。
● 車検専門店の場合
認証工場の車検専門店の場合、自社の整備工場で整備・点検までを行い、車検検査は陸運局へ持ち込んで行う流れになります。そのため、平均日数は1~2日ほどかかります。
「民間車検場(指定整備工場)」に指定された車検専門店であれば、店舗の敷地内で車検検査まで一貫して行うため、2~3時間ほどで完了する場合もあります。
● ガソリンスタンドの場合
ガソリンスタンドの車検の場合、自社の整備工場を持たずに、陸運局に車を持ち込んで検査する流れがほとんどです。所要時間は早いと半日ほどで完了することもありますが、土日祝日など陸運局の休みに当たる場合は、3~4日かかることもあります。
車検業務が専門というわけではないこともあり、店舗の混雑状況やスタッフの人数などによって、車検にかかる時間が変動しやすい点は考慮した方がよいでしょう。
● 運輸局(ユーザー車検)の場合
運輸局へ自分で車を持ち込むユーザー車検の場合、運輸局での車検の手続き・作業自体は早ければ1~2時間で完了できます。
ただし、最寄りの陸運局までの往復時間や、事前に法定点検を受けるための時間、予備検査場での検査や調整にかかる時間を加味すると、1日を要することもあるでしょう。
また、運輸局は年末や決算期の2~3月は混み合うこともあるので注意が必要です。時間帯は、昼頃から午後にかけては混み合い、朝一は比較的空いていることが多いですが、休み明けの月曜は通常より混む傾向にあります。
なお、ユーザー車検については、こちらの記事で解説していますので、ご参考ください。
play_arrow 「ユーザー車検とは?一般的な車検との違いやメリット、流れを解説」
2.車検に時間がかかる理由4つ
平均して半日から1日かかる車検ですが、待つ側としては「なぜこれほど時間がかかるの?」「もっと早く終わらないの?」と感じるかもしれませんね。車検に時間がかかる主な理由として、次の4つがあげられます。
整備項目が多いため
車検の整備項目は、業者ごとに独自に決められています。品質のために多くの整備項目を設けていると、その分時間がかかります。
必要以上に項目を設定するとさらに時間がかかるため、スピード重視の業者などでは、最低限の整備項目のみに限定していることも少なくありません。
ディーラー車検などの場合は丁寧に整備しているため
特にディーラー車検などの場合、丁寧に点検・整備するため時間がかかります。念入りに点検してもらえるのは安全面を考えるとメリットといえますが、丁寧すぎる整備はその分時間や料金に反映される点は考慮した方がよいでしょう。
基本的には1日から数日かかるディーラー車検ですが、複数人のスタッフで対応することで、時間を短縮できるサービスなども提供しています。
認証工場だと指定工場よりも時間がかかる
認証工場の場合、車両を整備した後に陸運局に持ち込んで車検を受ける必要があるため、民間車検場(指定整備工場)よりも時間がかかります。
認証工場とは、地方運輸局長から認定を受けて自動車の分解整備ができる工場のことです。民間車検場(指定整備工場)であれば、工場内で整備から車検検査まで行えますが、認証工場でできるのは整備のみで車検検査はできません。
標識の掲示が義務付けられているため、標識で見分けるとよいでしょう。
繁忙期であるため
毎年3月頃の決算期など車の販売台数が伸びる時期は、店頭の混雑や整備士の人手が足りないなど、平常時より時間がかかります。
特にディーラー車検などは決算期の影響を受けやすいですが、陸運局でのユーザー車検などでも繁忙期はあるため、そのような時期は混み合うことが予想されます。
3.車検の作業ごとの時間目安
具体的に、どのような作業にどれくらいの時間がかかるのか、車検の作業ごとの流れ、概要、時間目安について説明していきます。
各項目の検査作業
まずは、車が保安基準を満たしているかどうかを確認するための、各項目における検査作業にかかる時間です。車検時の点検では、最低でも法定24ヵ月点検の56項目の検査が必要です。通常、各項目の検査作業には2時間ほどかかります。
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「法定24ヵ月点検とは?車検との違いや検査56項目一覧、費用目安を解説」
異常や劣化があった箇所の整備作業
検査で異常や劣化があった箇所は、必要に応じて整備作業を行います。例えば、主な整備作業の所要時間は次のとおりです。
- エンジンオイル交換+オイルエレメント交換:約30分
- クーラント交換:約30分
- バッテリー交換:約20分
- オートマチックフルード交換:約45分
各項目で20~45分ほどかかるため、整備の必要がある箇所の数に応じて所要時間が長くなります。
なお、異常や劣化が見られる箇所によっては、保安基準をクリアするまで再整備と再検査をくり返す必要があるため、数日かかる場合もあります。
出典:定期点検・車検 | 岩手ダイハツ販売株式会社
手続き作業
陸運局へ持ち込んで車検検査と申請の手続きをする場合、現地で1~2時間ほどかかります。
民間車検場(指定整備工場)など、その場で車検検査ができる場合は、申請書を後日陸運局へ申請するため、その日の手続き作業は30分ほどで完了できるでしょう。
その後、点検・車検時に関する説明を受けるための時間として、10分ほど見込んでおくとよいでしょう。
ここまでの車検にかかる作業時間を合計すると、整備箇所が全くない場合では下記の内訳となり、計2~3時間が目安となります。
- 検査作業:約2時間
- 整備作業:箇所に応じて
- 手続き作業:40分~
4.どうしても車検を当日に終わらせたい!短時間で済ませるには?
「スケジュールに余裕がない」「どうしても当日に終わらせたい」という方のために、短時間で車検を済ませるための4つのポイントをご紹介します。
予約を早めにしておくこと
ディーラー車検、大手中古車販売店、車検専門店、ガソリンスタンド、陸運局(ユーザー車検)の、どこで車検を受けるにしても、予約なしで持ち込むことはおすすめできません。これは、予約なしで店舗へ行くと、混雑状況によっては順番待ちになることや、その日は予約がいっぱいで後日ということにもなりかねないためです。
車検の期限満了日直前だった場合、車検切れの恐れも出てくるため、1~2ヵ月前など早めに予約しておくことをおすすめします。
特に、繁忙期だと予約がとれなくなることもあるため、早めに予約しておきましょう。車検の予約がいつ頃から可能なのか、詳しい内容はこちらで解説しています。
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「車検の期間はいつからいつまで?有効期限や満了日の何日目から出せるのか解説」
定期的にメンテナンスを行うこと
車検時に複数の整備箇所が見つかると、予想以上に時間がかかってしまうことがあります。日頃から定期的にメンテナンスしておくことで、車検時の整備にかかる時間を短縮しましょう。
法定点検である12ヵ月点検のほか、自分で日常点検として車を観察することで、車の不具合に早めに気付き、簡単な修理で済むという利点もあります。
不要な整備項目はやらない
不要な整備項目があると、時間がかかる上に、料金も高くなります。過剰に整備項目が設定されているケースもあるため、事前に項目を確認し、不要な箇所は相談して外してもらうようにしましょう。
短時間で終わらせる1時間車検の利用も
どうしても時間が無い時は、車検業者によっては、短時間で終わらせる「1時間車検」などのサービスもあります。
時間が短い分、点検項目などは最低限になってしまうことや、人員を通常の倍以上使うため工賃が増えることなども考慮して検討するとよいでしょう。
5.スムーズに車検を済ませるためにやっておきたいこと2つ
車検を少しでも早く、スムーズに終わらせるためには、次の2点を確認しておきましょう。
事前に必要書類を準備しておく
車検に必要な書類は決まっているため、事前に準備しておくと手続きがスムーズに行えます。
車検証、自動車税納税証明書、自賠責保険証明書など、いずれも車検に必要な書類ですので、まとめて用意しておきましょう。車検の必要書類については、こちらで詳しく解説しています。
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「車検の必要書類や基本的な持ち物は5つ。準備はお早めに!」
事前に複数業者から見積もりをとっておくこと
事前に複数業者から見積もりをとる際に、車検にどれくらい時間がかかりそうか所要時間を聞いておくことも大切なポイントです。
通常より時間がかかりそうな場合は、別の業者に依頼してみたり、所要時間で複数業者を比較検討することで、時間の短縮につながります。
車検の見積もりに関して詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
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「車検の見積もりをとるには?最適な時期・場所・費用、依頼先を選ぶポイント」
6.まとめ
車検にかかる時間や日数、時間がかかる理由、作業ごとの時間目安、短時間で済ませるためのポイントについて解説してきました。
平均的な時間の目安は半日から1日くらいですが、車種や整備箇所、車検の依頼先によって異なります。少しでも車検を早く終わらせるためには、「早めの予約」「定期的なメンテナンス」「不要な整備項目は減らす」という点に気を付けましょう。
事前に必要書類を準備し、複数業者から見積もりをとっておくことで、スムーズに車検を済ませられます。
車検にかかる時間や料金のお見積もりなら、安心WE!車検の簡単見積もりをご活用ください。車検がはじめての方には、入庫までの流れを詳しくお伝えします。また、安心WE!車検では立ち合い車検を用意しておりますので、車検が初めての方でも分かりやすく説明し安心してお任せいただけます。
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