車検は電話でも予約可能?予約をする方法とは
電話で車検予約ができることをご存知でしょうか。数年に一度のこととはいえ、車検準備は何かと面倒なものです。費用を抑えるために複数の店舗で見積もりを取る場合は、さらに労力がかかります。しかし、電話予約ならわざわざ店舗に出向くことなく車検の予約が行えます。
ここでは、車検準備を楽にする電話予約の手順や注意点などを解説します。
1.車検は電話でも予約できる?
車検予約は電話だけで済ませることができます。なかにはメールやWebサイトからの予約を受け付けている車検業者もあります。
車検予約時には業者側に車の詳細情報を伝える必要があるため、メールなどよりも電話のほうが利用しやすいといえます。ただし、電話での予約を受け付けていない車検業者もあるため、電話の際には電話だけで車検予約ができるかを確認してから話を進めるようにしましょう。
2.車検を電話で予約するメリット
車検の予約に電話を使えば、店舗に出向かなくても自分のタイミングで車検の予約ができます。車検を依頼する車検業者が自宅から離れた場所にあったり、店舗に行く時間がなかなか取れない方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
車検予約をする際には、依頼側・車検業者側ともに確認事項や伝達事項が多くあります。Web予約フォームは、基本的に受付のみの一方通行となってしまいますが、電話なら対話形式でテンポよく情報交換ができます。特に、移動ができない不動車や車検切れの車を車検に出す際には、電話による車検業者との連絡が必須となります。
3.車検を電話で予約する流れ
電話で車検予約をする際の流れと注意点を見ていきましょう。
まずは車検満了日を確認する
予約の電話を入れる前に車検満了日を確認しましょう。車検満了日は、車検証およびフロントガラスの上部に貼り付けられている検査標章(車検ステッカー)に記載されています。
車検が切れていた場合は公道を自走できないため、積載車を手配してもらうか自分で仮ナンバーを取得する必要があります。それによって予約時に伝えるべき内容も変わるため、車検満了日の事前確認は必須です。
車検満了日の詳しい確認方法はこちらで解説しています。
「車検の期限に注意!満了日の確認方法、間に合わない場合の方法を解説」
車検業者に電話予約する場合
車検予約時に電話で聞かれる内容は、主に車検証に記載された内容です。正確に答えられるよう、手元に車検証を準備しておきましょう。
聞かれる内容
車検予約時に車検業者側から聞かれる内容には以下のような項目があります。
- 車検満了日
- 車検の希望日
- 予約者および車の名義人
- 車種名
- 車検証に記載された排気量や車両重量など
- 車の不具合の有無
車検業者側に車検証の内容が伝われば、おおまかな車検費用がわかります。ただし、この時点で算出される額は、一切問題なく車検に通った場合の額面であることを覚えておきましょう。場合によっては追加費用が発生する場合があります。
また、車検切れや不動車で積載車の手配が必要な場合には、車の引取先の住所なども知らせる必要があります。
確認しておきたい内容
車検前には依頼する側として確認しておくべき事項もあります。電話口ではつい忘れてしまう場合があるため、箇条書きにしたメモを用意しておくと良いでしょう。確認すべき内容には以下のような項目があります。
- 概算の見積もりは出せるか
- 車検にかかる期間はどれくらいか
- 土曜・日曜・祝日でも受付・受け取りが可能か
- クレジットカードやローンで支払いができるか
- 車検を急遽断った際にキャンセル料はかかるか
- 代車を無料で貸してもらえるか
車検業者によっては代車費用が有料であったり、期間や走行距離に応じて費用が追加されたりするケースがあります。代車の料金形態の項目の確認は必須となります。
車検の代車に関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。
「車検で代車を借りるには?料金やガソリンは入れて返すべきかを解説」
ユーザー車検の電話予約の場合
ユーザー車検の予約方法は、軽自動車と普通自動車で異なります。軽自動車の場合は軽自動車検査協会の事務所・支所の予約システムを利用し、普通自動車の場合は国土交通省の予約システムを利用します。
軽自動車は電話による予約も可能ですが、普通自動車は原則として電話予約を受け付けていません。そのため、普通自動車のユーザー車検はインターネットに接続されたパソコン、スマートフォンの使用が前提となります。
- 各予約システムのアカウント登録※初回のみ
- 予約システム上に情報入力し車検を予約
- 運輸支局でユーザー車検を受ける
ユーザー車検時の検査の流れは以下の記事でより詳しく解説しています。
「ユーザー車検とは?一般的な車検との違いやメリット、流れを解説」
4.車検を電話で予約する際の注意点
車検の電話予約は便利ではあるものの、予約する際にはいくつか注意すべき点もあります。
車検満了日ギリギリの車検予約は危ない
車検満了日直前の予約はおすすめしません。万が一、車検の予約がいっぱいで車検が受けられないと、車検満了日を過ぎてしまう恐れがあります。満了日を過ぎ車検切れになると、自走で車検を受けに行くことができなくなるため、余計な費用と手間が増えてしまいます。
車検は満了日の約1ヵ月以内に受ければ、次回の満了日も同じ日付になります。1~2ヵ月前を目安に、なるべく早めに予約を入れるようにしましょう。
なお、車検切れに陥った場合の罰則や対処法は以下の記事で詳しく解説しています。
「車検切れで知らずに運転した際の罰則は?免停期間や切れてしまった時の対処法も解説」
電話の混雑状況によってはつながりにくい
年度末となる3月は車検が集中するため、回線がパンクして電話がつながりにくくなる場合があります。この時期は車検業者も忙しく、予約がいっぱいで見積もり算出や車検自体を断られることも珍しくありません。そのため、2〜3月の車検は通常よりも早めの予約が必須となります。
なお、繁忙期に限らず、車検業者によっては12:00〜13:00は昼休みで電話対応ができない場合があります。営業時間外の電話は控え、指定された受付時間内に電話をするのが予約時のマナーです。
5.まとめ
車検の予約は電話で手軽に行えます。車検切れとなり余計な手間を増やすことがないよう、満了日1~2ヵ月前を目安に早めに予約を取るようにしましょう。
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