車検は何年ごとに受ける?車種や回数ごとの間隔を解説
車を所有するすべてのドライバーの義務となっている車検。「また車検の時期が来たのか…」と頭を悩ませている方も少なくないのではないでしょうか。
車検を何年ごとに受ければ良いかは、車種や車検の回数によって異なります。本記事では、車検の間隔に関して解説します。
1.車検は何年ごとに受ける?
車検は、大切にしているクルマで悲しい交通事故を起こさないためにも必要不可欠なものです。車検では、車体・ランプ・タイヤ・ブレーキ・スピードメーターなどに問題がないかをチェックします。
車検の有効期限が切れると、その自動車は公道を走行できなくなってしまいます。車検が切れた車で公道を走行した場合、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます(道路運送車両法108条)。また、違反点数6点に加えて30日間の免許停止処分となってしまいます。したがって、車検満了日はユーザーがしっかり把握しておかなければなりません。
では、車検はいったい何年ごとに受ければ良いのでしょうか?
新車登録の場合
一般的な乗用自動車で新車登録をした場合、登録から丸3年で初めての車検を受けるように決められています。
2回目以降の場合
乗用自動車で初めての車検を受けたあとは、以後2年おきに車検を受ける必要があります。
2.【車種別】車検を受ける間隔
それぞれの車種において、車検を受ける間隔とその理由を解説します。
乗用自動車
乗用自動車には、「自家用乗用車」「自家用乗用軽自動車」が含まれます。前述のとおり、最初の車検までは3年間、それ以降は2年ごとに車検を受けます。
貨物自動車
貨物自動車は荷物による重量で車体の各部が傷みやすいため、車両総重量によって車検の有効期限が細かく定められています。車両総重量が8t以上の場合は車検回数に関わらず1年、車両総重量8t未満の場合は初回が2年で、2回目以降は1年となります。軽貨物自動車は回数に関わらず2年間隔です。
特種自動車
特種自動車の車検の有効期限は車種によって分類されますが、作業中に重大な事故を起こす可能性が高いため、基本的に有効期限が短くなっています。キャンピングカーや教習車(乗用)、消防車など(緊急車両)は回数に関わらず2年です。マイクロバス(定員11名以上)や幼児専用車(園児送迎車 定員10名以下)は回数に関わらず1年となります。
商業用自動車
バス・タクシー・ハイヤーなどの商業用自動車は普通車よりも走行距離が長いため、有効期限は回数によらず1年となります。
二輪
二輪車の場合は、小型二輪自動車(250cc超)のみ車検を受ける必要があります。乗用車と同様、最初の車検までは3年間で、それ以降は2年ごとに車検を受けます。原付(125cc以下)と軽二輪(125cc超から250cc以下)は車検を受ける必要はありませんが、日常的な点検整備を行うようにしましょう。
3.次の車検が何年後か確認する方法
次の車検が何年後かを確認するには、どこを見れば良いのでしょうか。
車検の有効期限は自動車検査証(車検証)を見ることで容易に確認できます。自動車検査証は運転時に携帯することが義務付けられており、たいていは助手席の前のダッシュボードに入れられています。
また、車検を受けた車のフロントガラスには、必ず「検査標章(ステッカー)」が貼られています。数字が大きく印刷されたステッカーです。このステッカーでも次の車検のタイミングを知ることができます。表面には年月が、裏面には詳細な日付まで印刷されています。
万が一、検査標章を紛失してしまうと罰金を科せられるため、再発行をする必要があります。
再発行に必要な書類や手続きはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
「車検シール(ステッカー)でわかること。正しい貼り方や再発行のやり方も解説」
4.車検を受ける間隔に関する質問
車検を受ける間隔に関してよくある質問を5つご紹介します。
Q.2回目以降の車検を受ける間隔は変わる?
変わりません。普通乗用車の場合、新車購入後の最初の車検は3年目ですが、それ以降はずっと2年間となります。また他の車種においても、2回目以降に車検のタイミングが早まることはありません。
Q.中古車の場合は何年ごと?
中古車の場合、すでに新車ではないため、車検は購入時からずっと2年ごとに受ける必要があります。
なお、中古車には「車検あり」の場合と「車検なし」の場合の2種類があり、それによっても車検を受ける間隔が異なります。車検ありの場合は残っている車検の有効期限によって受けるタイミングが変わります。車検なしの場合はそのままでは公道を走ることができませんので、購入時に車検を受け、それ以降は通常通り2年ごとに車検を受ける必要があります。
Q.軽自動車の車検は何年ごと?
軽自動車の車検を受ける間隔は普通乗用車と変わりません。最初の車検までは3年間、それ以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
Q.年に何回も車検を受けることもある?
乗用自動車の車検は2年ごと、貨物自動車や特種自動車、商業用自動車の場合は1年ごとに車検を受ける必要がありますが、それよりも短い周期で車検が必要となる車種はありません。したがって、原則として年に何回も車検を受ける必要はありません。
Q.車検は何年目から高くなる?
車検費用は「法定費用」「検査費用」「部品交換代金」に分けられます。このうち法定費用には自動車重量税が含まれますが、自動車重量税は13年目以降増額されます。
また、一般的には長く乗れば乗るほど部品の交換が必要になるケースが多くなっていきますので、車検にかかる費用は年々高額になっていくといえるでしょう。
具体的な時期はこちらの記事で解説していますので、ご覧ください。
「車検は排気量や使用年数によって高くなる?高くなる理由や安く抑える方法を解説」
5.まとめ
車検のタイミングは、現在乗っている車の車種によって細かく定められています。また、車検が初回か2回目以降かによっても異なります。車検の有効期限は自動車検査証(車検証)などで簡単に確認できるので、定期的にチェックして慌てることなく車検に臨めるようにしておきましょう。
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- 1 上記最低車検総額は最大割引適用時の基本車検費用(11,800円)を前提としています。上記車検金額は一例です。車種やお車の状態(エコカー含む)により実際の金額とは異なる場合や輸入車・貨物車等は別料金あるいはお受けできない場合があります。また、法定費用の変動や物価動向等により予告なく価格変更する場合があります。



