エンジンは、新開発の「K15B型エンジン(1.5L DOHC吸気VVT)」を採用しています。これにより、優れたパフォーマンスと燃費効率を両立させることができます。ミッションには、5速MTと4速ATの2つのタイプが用意されており、走行状況に合わせて選択することができます。
「ジムニー伝統の車体構成」は、「新開発ラダーフレーム」によって補強されており、「FRレイアウト」や「副変速機付パートタイム4WD」、「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」など、高い走破性能を持続しています。さらに、全車に「ブレーキLSDトラクションコントロール」が標準装備されており、安定した走行性能を実現しています。
外観デザインでは、スクエアボディが採用されており、車両の姿勢や状況を把握しやすくなっています。面の剛性を高める造形と降雪時に雪がたまりにくい凹凸の少ないボディ形状が特徴的で、丸型ヘッドランプ、5スロットグリル、クラムシェルボンネットフード、オーバーフェンダーとサイドアンダーガーニッシュも装備されています。
インテリアでは、水平基調で力強い基本骨格のインストルメントパネルが採用され、ドアミラー付近の視界を拡大する形状のベルトラインが採用されています。また、操作部には光の反射を抑える質感の高いシボが使用され、高剛性化、高強度化したフロントシートフレームも採用されています。
安全装備においては、「スズキセーフティサポート」と呼ばれるスズキの予防安全技術が導入されています。単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、ハイビームアシスト、先行車発進お知らせ機能が搭載されています。さらに、新たに「車両進入禁止」と「はみ出し通行禁止」、最高速度の標識をメーター内に表示させドライバーに通知する「標識認識機能」も追加されました。
このモデルでは、一部の改良も行われています。例えば、5MT(5速マニュアルミッション)車には停車時アイドリングストップシステムが追加され、また一部インパネスイッチのレイアウトも変更されました。これにより、さらなる利便性と快適性を提供しています。