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基礎知識
2022/08/16

年式が古い車は車検に出すべき?費用が高額になる理由とは

年式が古い車は車検に出すべき?費用が高額になる理由とは

年式が古い車に乗っていると、車検の際に思わぬ出費が発生する可能性があります。「愛着がある車だからなるべく長く乗りたいけれど、車検費用が高くなりそうだから躊躇している」という方は少なくないでしょう。

本記事では、年式が古い車はなぜ車検費用が高額になるのか、想像以上に費用が発生したらどのように対処すれば良いかなどを解説します。

1.年式が古い車は車検に出すべき?

年式が古い車は車検に出すべき?

車は長く乗れば乗るほど愛着が湧くものです。しかし、古い車は長距離の走行や経年劣化により部品が劣化し、車検に通らない可能性があります。車の部品には数万円以上するものもあり、複数の部品交換が発生すると交換費用だけで10万円以上かかってしまう場合もあります。

また、車体全体が劣化していると部品交換では対応が難しい場合もあります。例えば、雪の降る地方では凍結防止のために道路に塩化カルシウムを散布しますが、塩化カルシウムは金属を腐食させるため、雪国の車はボディの下部が錆びてボロボロになっていることもあります。このような場合は、車検に通らないのはもちろんですが、安全な運転も保証できません。

2.古い車の車検費用が高くなる理由

古い車は新しい車に比べて車検費用が高くなります。それはなぜなのでしょうか。

修理費用が高騰する

車が古くなると、経年劣化によりさまざまな部品の交換が必要となります。例えば、車を購入してから10年、もしくは10万kmを走行すると、タイミングベルトやラジエターホースが故障する可能性が高まります。タイミングベルト自体の部品価格はそれほど高くありませんが、交換時にはエンジンを開けて他の部品を取り外す必要があるなど、他の部品交換よりも手間がかかります。その分、工賃が高くなってしまい、修理費用の合計額が高くなります。

各部品ごとの交換費用を知りたい方はこちらもご覧ください。
play_arrow 「車検は排気量や使用年数によって高くなる?高くなる理由や安く抑える方法を解説」

自動車重量税が高くなる

車検時に支払う法定費用である「自動車重量税」は、年式が古くなると税額が上がります。自動車重量税は新車登録から13年以上経つと税額が上がり、18年以上経つとさらに増額されます。

法定費用とは、自賠責保険料・自動車重量税・印紙代の3つから構成されます。このうち、年式で費用が変わるのは自動車重量税のみです。増額幅は以下の表のとおりです。

エコカー
(本則税率)
13年未満 13年経過 18年経過
軽自動車 5,500円 6,600円 8,200円 8,800円
0.5t以下 5,500円 8,200円 11,400円 12,600円
~1t以下 10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
~1.5t以下 15,000円 24,600円 34,200円 37,800円
~2t以下 20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
~2.5t以下 25,000円 41,000円 57,000円 63,000円
~3t以下 30,000円 49,200円 68,400円 75,600円

出典:国土交通省「2021年5月1日からの自動車重量税の増額表」

例えば1tの小型乗用車の場合、新車登録から13年未満の自動車重量税は16,400円ですが、13年が経過すると22,800円、18年が経過すると25,200円となります。このように、車が古くなると部品交換などの費用だけでなく自動車重量税も大幅に増額します。

また、軽自動車の場合も同様です。ただし、電気自動車などエコカーの自動車重量税は、エコカー減税により減免されています。

なお、自動車重量税の税額や計算方法については、こちらの記事で解説していますのでご参考ください。
play_arrow 「車検時の重量税とは?税額一覧表と計算方法を紹介」

3.古い車を車検に出すときの注意点

古い車を車検に出すときは、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。ポイントを見ていきましょう

重量税を把握しておく

前述のとおり、新車登録時から13年・18年を経過すると、自動車重量税が増額されます。自分の車が新車登録時から何年経っているのかを確認して、自動車重量税がいくらかかるのかを把握しておきましょう。

新車登録とは、新車を購入した際に運輸支局に登録申請をして受理された年月です。新車登録年月は車検証の「初度登録年月」に記載されています。

消耗品を交換する目安を把握しておく

車検の際に交換になりそうな消耗品を把握しておけば、部品交換費用がいくらかかるのか、おおよその金額を予測できます。主な消耗品の交換時期の目安は以下のとおりです。

  • エンジンオイル:5,000kmの走行、もしくは半年ごと
  • エンジンフィルター:オイル交換2回につき1回
  • バッテリー:2~3年
  • ブレーキパッド:30,000kmから50,000kmの走行
  • タイヤ:タイヤの溝が1.6mm程度になったら
  • ワイパーブレードゴム:1~2年程度

※上記はあくまで目安であって、走行状態などにより適切な交換時期は変わります。

消耗品の交換時期が近いと判断できれば、事前に自分で交換することで工賃を抑えられます。自分では交換できない消耗品もありますが、ワイパーブレードゴムなどの交換は簡単ですので挑戦してみても良いでしょう。

各消耗品の交換時期は以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。
play_arrow 「5年目の車検の交換部品一覧と車検費用が高い理由を解説」
play_arrow 「車検は排気量や使用年数によって高くなる?高くなる理由や安く抑える方法を解説」

ユーザー車検では消耗品の交換時期を指摘されない

古い車でユーザー車検をする場合は特に注意が必要です。民間の車検業者であれば交換時期が近づいている消耗品の交換を提案してくれますが、ユーザー車検では保安基準に合致しているかどうかの判断のみのため、消耗品の寿命が近づいていたとしても指摘されません。消耗品の交換時期を自分で判断できないのであれば、ユーザー車検は避けた方がいいでしょう。

ユーザー車検の注意点は以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。
play_arrow 「ユーザー車検は難しい?難易度と対処法を解説」

4.古い車の車検が切れてしまった場合

古い車の車検が切れてしまった場合に、どのように対応したらいいのかを解説します。

再度車検に出す

車検が切れた古い車にまだ乗り続けたい場合、新しい車と比べると手間と費用がかかりますが、再度車検に出す必要があります。ただし、車検切れの車は公道を走行できないため、仮ナンバー(自動車臨時運行許可申請)を取得したうえで限定自動車検査証を提出して検査を受けるか、積載車を手配して車を移動させなくてはなりません。車検が切れているからといって車検費用自体が高くなるわけではありませんが、車の移動費が余計に発生します。

仮ナンバーの取得など車検に通らなかった場合の対処方法は以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。
play_arrow 「車検に通らない原因は?よくある原因と対処方法を徹底解説」

車の乗り換えを検討する

古い車は部品交換費用などで車検費用が高くなるので、車の移動費をかけてまで車検をするよりも乗り換えてしまった方がいい場合もあります。また、現在乗っている車を下取りに出せば、乗り換えにかかる費用を抑えられる可能性もあります。

車検にかかる手間と費用、車の乗り換えによる手間と費用を比べ、最適な方法を選びましょう。

WECARSでは、車検切れで動かせなくなった車でも無料で査定に対応します。また、車の買取からご要望に応じた乗り換えの車探しまでトータルサポートします。お電話でもインターネットからでもお申し込み可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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5.まとめ

古い車を車検に出すと、劣化した部品の交換費用や自動車重量税など新しい車と比べて車検費用が高額になります。また、劣化の具合が激しいと、車検に通らない可能性もあります。

長い期間所有して愛着がある車でも、車の状態によっては乗り換えを検討したほうが良いでしょう。古い車を車検に出す場合は、事前に自動車重量税や消耗品の交換費用を把握しておくのがポイントです。

WECARSの安心WE!車検では、熟練の整備士が消耗品の交換時期などを多くの点検項目で細かくチェックしており、古い車でも安心してお任せいただけます。まずはお気軽に無料見積りをご利用ください。

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